《幽霊絵師》応挙
怪 SR 妖力32妖術:幽魂写墨画
【《幽霊絵師》応挙】ゆうれいえし おうきょ
江戸時代中期の絵師で、円山派の祖。足のない幽霊の姿
を一番最初に描いた画家だと言われている。写生を非常
に重視した、当時の日本絵画としては斬新な手法を用い
て人々を魅了した。
「アテシの屋敷へようこそ。とは言えここにあ
るのは筆と紙と墨だけ、何のもてなしも出来ま
せんがね。アテシの人生は写生画と一緒で余計
なものは一切必要ないんですよ。幽霊はどう
か?今さらそれをアテシに聞くなんて…アナタ
の目は節穴ですか。」
「幽霊はアテシにとって子であり愛人であり友
であり…兎に角アテシの望むまま何にでもなっ
てくれる良きパートナーなんです。愛憎は紙一
重って言うデショ?この子達なんてね、先程か
らアテシを呪い殺さんばかりに重い睦言を囁い
てくるんですよ。フフ、幽霊も可愛いものデ
ショ?この屋敷に他人をあげるのは珍しいこと
だから、皆アナタに嫉妬してるんです。」
「アテシの写生が見たいと言い出したのはアナ
タなんですから、ここはアテシのルールに従っ
て貰いますよ。まず写生中は一切、口を開かな
いようにして下さい。幽霊は激情的で臆病.未
練に縛られ昇華できない思いを写してあげるの
がアテシの役目。その邪魔をすれば、この子達
の恨みを買うことになる。アナタだって取り殺
されたくはないデショ?」

あやかし百