干支神・子(ハツカ)
妖 SR 妖力35妖術:ハツカのお小言
【干支神·子(ハツカ)】えとのかみ·ね はつか
十二支の内の子を司る神。普段は小さなネズミの姿をと
り、濡髪童子のお目付け役「ハツカ」として過ごしてい
る。常に冷静で、毒舌。
「はあ、この姿を見せることになるとは思いま
せんでしたね。
濡髪童子のお付、ハツカ.改めまして、干支
神·子です。本来は干支神の長をしています
よ。濡髪童子と共に居たのは視察のためです。
正体を隠し、無力なネズミの振りをすれば、妖
界の真の姿が見えてくる.貴方がたもすっかり
騙されましたよね?」
「あれは数年前のこと。狐の若造が、新しく火
消しの長に選抜されると聞き、偵察がてら荷物
に忍び込んだんです。そこで見たのが濡髪童
子…やる気ばかり空回りして足元がおろそか
な、すぐ調子に乗るお馬鹿さんだったんです
よ。
あんまり危なっかしいから、お目付け役になっ
てやると言ったら、無用心にも受け入れられ
て …. 。やれやれ、こんなことでは独り立ちはい
つになるんでしょうかね。」
「さて、御頭様。ここまでいろいろ聞いたんだ
から、わかってますよね?これからも濡髪童子
を支え、妖界の平和を守り、干支神の仕事を少
しでも減らしてくださいな。
他力本願?当たり前じゃないですか。私はネズ
ミの干支神。猫を騙し、丑を利用して上に立っ
た神なんですから。
…でも、ネズミは沈む船から一番早く逃げる動
物でもあるんですよ。その干支神が、貴方がた
に仕事を託した。その意味くらいはわかります
よね?」

あやかし百