敷次郎
怪 SR 妖力34妖術:美珠収集(びいだまこれくた一)
【敷次郎】しきじろう
井上円了『妖怪学第八雑部門』より。古い鉱山に出現す
る、顔面蒼白の坑夫の姿をした妖怪。言葉は一切通じ
ず、ときおり歩いたり、採掘作業をする音を立てる。岡
山県の話では、たまに食べ物を要求し、与えないと噛み
付いてくるという。
「御頭様、僕の採掘場(ワンダーランド)を御覧に
なった感想はいかがですか?寂しいところ …?
何です、その貧相な感想は!僕は、僕は、百鬼
夜行の頭領であるアナタを見込んで招待したと
いうのに …! 」
「ふふ、ここで採れるのは金銀財宝より美しい
鉱石。ほら、こうして覗き込めば、色とりどり
に輝いた石の中に僕達が映りこむ。思わず寝食
を忘れてしまうほどに、魅入られてしまうで
しょう!さあ、遠慮せずにもっと近寄って!」
「ふはは、この美しき空間に魅入られなかった
のはアナタだけですよ、御頭様!ああ、気に
入った!僕は、アナタの心を覗いてみたくなり
ました。御頭様は、色々な表情で僕を楽しませ
てくれる万華鏡!どこまでも着いていきましょ
う、フフフ!」

あやかし百