涼み袋
怪 SR 妖力35妖術:クールダウン
【涼み袋】すずみぶくろ
高知の昔話。ある山に冷風を詰めた袋が売られており、
口をあけると涼しい風が吹きだしてきたそうな。
昔話の内容は、それを買ったお侍と、内緒でこっそり
使ってしまったお供の笑い話。
「僕は涼み袋。暑すぎるこの国の夏に対抗する
ため、雪女たちが作った秘密兵器さ。この袋の
中にはたっぷりの風が詰まっていて、口を開け
ると涼しくそよぐ、ってわけ。
で......君たちは百鬼夜行なんだよね。うーん、
正直すごく楽しそうだし、混ざるのはやぶさか
じゃないんだけど、百鬼夜行の本拠地全部を冷
やすだけの風、足りるかなあ。夏の間やってる
海の家くらいだったらしっかり冷やせるんだけ
ど、本拠地って大きいんだよね?」
「百鬼夜行には雪女たちもいるのか!それは良
かった、そんなら手分けすれば屋敷全体を冷や
せるね!
......僕が一人で空っぽになるまで頑張っても、
それはそれでいいんだけどさ。昔、空っぽに
なって休んでたら、使っちゃったのを誤魔化そ
うとした男からひどい目にあったことがあっ
て ......なるべく空っぽになりたくないんだ。
うー、ぶるぶる!思い出したくもないや!」
「それじゃあいっくよー!涼み袋秘奥義·冷風
包み(クールダウン) !! 暑さにやられた妖怪
も一発で復活さ!
それでもって敵には、口を絞って勢いよくした
冷気をぶつけて......よし、動きが鈍った!今だ
よ!
......へっヘー、いい感じじゃん。僕って戦う事
もできるんだね!わくわくするよ!」

あやかし百