火炎婆
怪 HR 妖力24妖術:炎獄凶夢
【火炎婆】かえんばばあ
『新説百物語』に記されている怪火。北陸地方に住む非
常に強欲な婆が、ある日地獄で苦しめられる夢を見てか
ら病気になり、「最上寺に行きたい」と言いながら死ん
だ。その晩最上寺では火の玉が目撃され、中心には口か
ら火を吹く白髪頭の老婆の首があったという。
「百鬼夜行を率いるばかりか、王を目指すと
は.また大層なモンを背負ってるんだねえ。時
に重すぎる圧力はコロっと人を変えちまう。い
いかいアンタも押しつぶされるんじゃないよ、
重いと思ったら…すぐにアタシに教えておく
れ。」
「たかが老いぼれとあなどるんじゃないよ。そ
れなりの苦労は経験してるんだ、力はなくとも
術はある。知ってるかい?年寄りってのは孫の
頼みに滅法弱いんだ。アンタも百鬼夜行の連中
もみんな可愛い孫みたいなもんだから、もっと
ババアを頼っておくれ。」
「人の世界に女の苦界そして化生の世界を渡り
歩いた年寄りに、今さら怖いものなんざあ無い
んだよ!さあ、行きな若造。邪魔立てする雑魚
はババアが焼き尽くす!アンタはただひたすら
真っ直ぐに、その生き様をこの世界に刻んでお
やり !! 」

あやかし百