烏骨鶏
化 SR 妖力36妖術:黒の祝福
【烏骨鶏】うこっけい
黒い皮膚と黒い肉、黒い骨を持つ実在の鳥。その姿と栄
養価から、不老不死を与える霊鳥として血肉を狙われて
きた。
他の鶏と同じように、長く生きたものは化けることがあ
る。
「俺の名は烏骨鶏。字の示す通り鶏の一種では
あるが、他の種とは違い血も肉も黒い。不老不
死の力が宿っているがゆえだ。
さて …… 問おう。百鬼夜行の頭よ、お前は不老
不死を望むか?この身に流れる血をすすり、肉
を喰らえば、永遠の命を手に入れられる。こち
らは一人、対してお前達は複数。数の力で押さ
えつければ、簡単にこの力の恩恵を受けられる
ぞ。」
「......そうか。不老不死に興味はない上に、
たった一人を複数で押さえつけるような卑怯な
ことなどしたくない ...…..か。百鬼夜行の頭だと
いうのに、ずいぶんと欲のないヤツだ。
......試すような真似をしてすまなかった。もし
お前が俺を食らおうとするのなら、この刃でお
前の喉元を掻き切るつもりだった。千年前のよ
うに食い殺されるのはもう御免だからな。安心
しろ、お前を害す気はない。お前のような甘い
ヤツは嫌いにはなれない。」
「不老不死であるが故、俺は常に欲深い者達に
狙われながら生きてきた。化ける力を得たのち
ですら …… 奴らは相手が鳥だろうが人だろうが
お構いなしだったからな。人や妖怪の汚い面ば
かり見せられるこの力を、かつては恨んだこと
もあった。
だが......今となっては不老不死の力があって良
かったと思う。この力があれば、大切な者の命
をつなぐことができる。長くを生きる俺にとっ
て、大切な者の笑顔がどれほどかけがえのない
ものか。
......お前が俺たちを守ると言うのなら、この
力、貸してやらんでもない。」

あやかし百