狸伝膏
化 SR 妖力35妖術:とろける万能薬
【狸伝膏】ばけものこう
『岡山太平記』より。ある武家のトイレに、毛むくじゃ
らの手の化け物が出て、女の尻を撫でた。その手を切り
落としたところ、古狸が現れ、「秘薬の製法と引き換え
に腕を返してくれ」と頼んできた......というお話。
あやかしでは、斬られた腕すらくっつける秘薬の付喪神
として登場。好色な狸が作った薬のせいか、本人もまた
お尻に並々ならぬ執着を持つ。
「あらあら。わざわざ私の元へ尋ねてくれるな
んて、何か薬が欲しいのかしら?
ふふ、いいわよ。欲しい薬を作ってあげるわ。
たとえそれがどんなに作るのが難しい妙薬だと
してもね。
だって、私は狸伝膏ですもの。求めてくれる人
がいるのなら、喜んで作ってあげるわ。......も
ちろん、対価は必要だけれどね。」
「別に、私は無理難題を求めてるわけではない
のよ?ただ、薬を作る代わりにお尻を撫でさせ
てほしいだけなの。
誰のお尻でもいいわけじゃないのよ。たとえ
ば、半魚人のお尻なんて魚と同じだから、撫で
甲斐がなくてつまらないし。
それに比べて ......あなたのお尻はとてもそそる
形をしてるわ。ねえ、一回だけならいいでしょ
う?さっきから撫でたくて、指がうずいて仕方
ないのよ。」
「ああ、大変!おかしらさん、怪我をしている
わ。
待ってて、すぐにこのお手製の傷薬を塗ってあ
げるから。これを塗ればたちどころに治るの
よ。
さあ、じっとしてて。......ただのかすり傷だか
ら平気?いいえ、こういう怪我は放っておい
ちゃダメなのよ。
あなたはこれからの妖界を担う大事な人だも
の。私がちゃーんと隅々まできっちり治療して
あげるわ♪さ、脱ぎましよ♪」

あやかし百