胆無娘
怪 SR 妖力34妖術:キモの恨み
【胆無娘】きもなしむすめ
茨城県笠間市に伝わる話。全身が白い姫の病気を治す方
法を占ったところ『十九の年の娘の生き胆を飲ませる』
という結果が出たので、家臣は十九歳になる腰元の娘に
酒を呑ませて殺し、生き胆を取った。生き胆を飲んだ姫
は白子の病が治り美女になったが、以来城には胆を奪わ
れた腰元の娘の霊が現れ祟ったという。
※イベント『百鬼ノ祭戦』2023霜月SR報酬
「私、顔のいい奴と占いは信用しないことにし
てるの。理由?死ぬほど痛い目を見たからよ。
今はこんなだけど昔は城勤めで腰元やってて
さ、ある日やたら顔のいい侍に誘われたの。一
緒に酒を飲もうって。かっこよくて話も上手だ
から、二つ返事でほいほいついて行っちゃった
んだよね。
結果泥酔させられて死ぬほど痛い目にあって、
大事なものを奪われた。......貞操?そんなもの
より、もっとずっと大事なものよ。」
「奪われたのはコレ。ほら見て。わかる?
私、肝が無いの。生きたまま腹を裂かれて胆を
取られたから。なんでだと思う?
侍の機嫌を損ねたから?違う。侍の特殊性癖?
違う。そんな理由の方がまだ納得がいったわ。
私の肝は姫様の薬になったのよ。病気を治すた
めに生き胆が必要だって占いに出んだって。ほ
んっと、バカみたいでしょ。」
「甘ければ騙される、弱ければ奪われる。だか
ら私は騙されたし奪われた。けど身をもって
知った今は違う。騙される前に騙せ!奪われる
くらいなら奪え!これが私のモットー。
何も怖くなんてないわ。私、肝は無いけど肝は
すわってるの。だって冷える肝なんて無いも
の!
でもね、騙すのも騙されるのも本当は嫌なの
よ。だから腹を割って話さない?私はもうとっ
くに腹を割って話す準備は出来てるわ。ほら♪

あやかし百