釼鎧護法童子
妖 SR 妖力35妖術:八難滅却毘沙門護法
【勉鎧護法童子】けんがいごほうどうじ
平安時代の絵巻物「信貴山縁起絵巻」に登場する童形の
守護神。右手には利剣(御仏の剣)、左手に霜索(縄状
の仏具)、無数の利剣を体に吊るし、法輪を回転させ空
を疾走する。
「僕のパトロールに同行していただき有難う御
座います。はい、夜行衆のような悪はどこに潜
み、どのタイミングで現われるかわかりません
から、時間のある時は、このように空から地上
を監視しているんです。
それにしても、このまま何も起きなければいい
ですね。こんな天気の良い日は、こうやってお
喋りしながら気ままな空の散歩を楽しみたいで
す。」
「ええ、この利剣(りけん)も羅索(けんさ
く)も、実体があるように見えますが、僕の神
通力を固めて作った特殊なものなんです。なの
で、力を注げば注ぐほど、この霜索はどこまで
も敵を追っていけるし、身体をすり抜けて精神
だけ一刀両断することも出来るんです。つまり
は僕の神通力貯蔵量と集中力次第ってことです
ね。
......シッ、お頭さん。何か感じませんか?」
「妖界の悪は僕が残らず刈り取り、滅す !! 八
難滅却毘沙門護法 !! これに懲りたら、大人し
く慎ましく生きるのです !!
……ふぅ、なんとかなりました。あの、お頭さ
ん......。不謹慎ですが、今日はいつもより少し
楽しかったみたいです。僕はいつも一人。でも
今日はお頭さんが一緒でした。よかったら、ま
た僕と戦ってくれませんか?......あ!いや!お
頭さんが良ければでいいので!」

あやかし百