魔子爺
妖 R1 妖力33妖術:山の恐怖
【秋の洞窟】あきのどうくつ
ある山の主が根城にしている洞窟。深まる秋が感じられ
る。
※イベント『芸術の秋!お絵かき大会の乱』に登場
※SRに進化する特別なカードです。10枚集めて進化させ
よう!
【魔子爺】まごじい
山梨県の魔子という名の山に住む大男。全身を剛毛に覆
われた不気味な姿で、里に下りては家畜や子供をさらっ
ていったという。
※イベント『芸術の秋!お絵かき大会の乱』に登場
魔子爺が住むという洞窟にやってきた。夕焼け
の色が、ぼんやりとあたりを染めている。
紅葉が美しく色づいた。これから山は実りの季
節、里は収穫の季節だ。
兎が一匹、洞窟の中を覗き込んでいる。魔子爺
は獣を取って食うと聞くけれど、兎は警戒した
様子もない。
風が吹いて、木の葉が舞う。落ち葉の絨毯が岩
を覆い隠した。
今度は鹿がやってきた。魔子爺が出てくるのを
待っているようにも見える。山の主だけあっ
て、動物たちに慕われているようだ。
もう一度風が吹き、目の前が紅葉の赤で埋ま
る。隣で尾光が満足げに「風流じゃのう」と呟
いた。
風流に心震わせていたら、いつの間にか足元が
燃えていた。百鬼夜行の食いしん坊たちが落ち
葉を集めて焼き芋を始めていたようだ。まった
く、油断も隙も無い、楽しい毎日だ。
「魔子の山は俺の山だ。動物たちも、山の実り
も、俺が守る。踏み入るものは殺す。
お前たちのことは見ていた。お前たちは面白
い。だから、山に入るのはいい。だが、この先
はだめだ。行くなら殺す。魔子の山は俺の山
だ。忘れるな。」
「お前たち、面白いな。いろんな道具がある。
いろんな妖怪がいる。俺にもっと見せろ。それ
はなんだ?どうやって使うんだ?食べるのか?
それとも獲物を捕るものか?
もし、俺たちを傷つけるものなら、俺は怒る
ぞ。お前たちを八つ裂きにする。妙な真似はす
るな。面白いものだけ見せろ。」
「さっきは悪いことを言った。この先に入るな
ら、もう入っても大丈夫だ。.......さっきまで、
足を怪我した鹿がいた。立ち上がれたから、も
うお前たちを警戒しない。お前たちは血なまぐ
さいが、守るための匂いだ。なら、俺たちに攻
撃しない限り、怒らない。
この花をやる。友好のアカシだ。持っていろ。
魔子の山はお前の味方だ。」

あやかし百