飛行上人
怪 SR 妖力34妖術:消重
【飛行上人】
滋賀県と岐阜県にまたがる日本百名山の一つ、伊吹山に
住んでいた仙人。三朱沙門飛行上人とも呼ばれ、体重が
三朱(約3グラム弱)しかなかったという。皇后が重い病気
になった時に空を飛んで琵琶湖を超え、文字通り御所ま
で飛んで祈祷。皇后の病を治したという伝説がある。
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「う、うわああああ!もの凄い春一番だ !!
いや、春一番かこれ !? 寒い!
春一番にしては風が冷たすぎる!
え、わわっ、さらに風が強く......
あ一!駄目だあ飛ばされるうう !!! 」
「ここは君の御屋敷かな?
不法侵入みたいになってしまったけど、怪しい
者ではないから安心して欲しい。本当だよ。
強風に攫われ流されここに辿り着いた。合縁奇
縁、これも何かの緑かもしれないね。
というわけで縁ある君にお願いがあるんだけ
ど、ここから下ろしてもらえるかい?腕がね、
もうとっくに限界なんだ。
ああそうだ、僕を降ろす時はしっかり掴んで放
しちゃ駄目だよ。なんせ僕は綿毛のように軽い
からね、春のそよ風にすら飛ばされてしまうん
だ。」
「物理的な破壊力と言う点において僕は最弱
だ、きっとアリの一匹も殺せない。でもね、覚
えておくといい。軽いゆえの強さも在るという
ことを!
暖簾に腕押し、柳に風 …… 限界まで質量を消し
た僕はある意味無敵だよ。浮遊する埃を殴るの
が如何に難儀なことか、すぐに分からせてあげ
る!
そうそう、さっきアリも殺せないと言ったけ
ど、あくまでも拳での話。僕の攻撃は神通力、
そもそも質量は要らないんだよ。」

あやかし百