四郎介狐
化 SR 妖力36妖術:安心安全大漁祈願
(四郎介狐】しろうすけきつね
茨城県に伝わる民話『四匹の狐』の内の一匹。神通力を
持ち、人々の暮らしを助けた四匹兄弟の末っ子。一番若
くて元気がある四郎介は海を守ったという。魚のとり方
や塩の作り方を人々に伝えた。現在はひたちなか市の四
郎介稲荷神社に祀られている。
湖坊主のうしおと仲が良い。
「百鬼夜行の皆で海水浴かい?
海はいいよねえ。僕も海は大好きさ!
心地よい波の音、潮風の匂い、どこまでも続く
広大な広さ......いやあ、今日も海を見に来た甲
斐があった!
天気も良いし海も青いし、一緒に釣りでもしな
い?コツ、教えてあげるからさ♪」
「あっはっは、まったく釣れない!
釣れな過ぎて逆に気持ちが良いくらいだよ!
無駄に時間を使えた今日と言う日は、なんて素
敵なんだろう。ゆったり揺蕩う波のように過ご
す時間.....こんな贅沢なことはないよねえ。
神通力とか使えば入れ食いなんだけど、釣れな
いのも釣りの醍醐味だし ...... ん?
うん、使えるよ神通力。言ってなかったっけ?
僕はわりと出来る狐だよ。祀られてたこともあ
るし。」
「持てる力は世のため人のため......僕たち兄弟
はそうやって人と共に生きてきた。今となって
は遠い昔の話だけど、君たちといると何だかあ
の頃を思い出すよ。
僕は四匹兄弟のバッチでさ、兄さんたちはそれ
ぞれ山と川と野を。僕は海を守っていたんだ。
海は雄大で大きな恵みを与えてくれるけど、手
が付けられないほどに荒ぶる恐ろしい一面もあ
る …... だから甘く見ちゃいけないよ。海のこと
も、僕のことも。
あまり偉そうなことは言いたくないけど、僕に
は、海と海に暮らす者たちの暮らしを守ってき
た自負があるんだ。」

あやかし百